新盆合同法要について

 お盆は、正式には「盂蘭盆会(うらぼんえ)」といい、略して「盆会」「盆」といわれ「御霊祭(みたままつ)り」「精霊祭(しょうりょうまつ)り」といわれることもあります。

 お盆の時期はご先祖の御霊(みたま)が家に戻ってくるため「迎え火」を炊いたり、あの世に迷わないように帰るよう「送り火」を炊きながら願いや思いを込めます。

 また、御霊が家に戻っている期間は家族と同じ食事を供え、故人と一緒に過ごします。特に「新盆(にいぼん)」(新盆(しんぼん)初盆(はつぼん)ともいう)を迎える年は、自宅に僧侶を迎えて法事を執り行うのが習わしとされ、その時に精霊棚(しょうりょうだな)の前でお経を唱えることから「棚経( たなぎょう)」といわれています。


新盆合同法要の様子(撮影:柴田 美穂)